塩基の代わりにルイス酸を用いる鈴木・宮浦クロスカップリング反応
Nat. Catal. 2021, 4, 1080–1088.
doi: 10.1038/s41929-021-00719-6. (open access) [press release, cover image, blog, Synfacts]
従来、塩基の添加が必須であった鈴木・宮浦クロスカップリング反応において、塩基の代わりにルイス酸を用いる斬新な手法を開発しました。NMR、放射光施設でのX線吸収分光(XAFS)、計算化学などの手法を駆使して中間体の構造を明らかにし、その反応機構を深く考察することで、「なぜ塩基がないのにこの反応が進行するのか」という疑問に対する仮説を提唱しました。
2023.5.19