【お知らせ】助教を公募しています(10/31締切)

一枚目は薬学部の建物で、建物の5階(最上階)に当分野の研究室があります。二枚目の写真は当分野への修士課程、博士課程進学を目指して8/8に院試を受験したメンバーの写真です(8/30追記:全員合格しました)。

九州大学大学院薬学研究院 精密分子変換化学分野では、現在助教を公募しております。

大学の公募:https://kobo.jimu.kyushu-u.ac.jp/pdf/20240722132954.pdf
JREC-IN:https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D124071785

2023年に立ち上がったばかりの本研究室は、複雑な化学構造を有する生物活性分子を精密に改変する方法論の開拓と、これに関連した創薬研究および生命科学研究を推進する分子ツールの開発を主な目的としています。今はまだ4名のグループですが、2025年4月には外部から博士課程学生も迎え10人を越える見込みで、今後しばらくメンバーが増え続けます。九州大学薬学部の優秀な学生さんとの研究、彼らへの教育、加えて一部大学の運営(講義や実習担当等を含む)を実施できる方に、広く興味を持って頂き、応募いただければと思います。
上記のサイトに概要は記載されていますが、以下、もう少し詳細についてご案内します。

1. 雇用期間
採用日は最速で2025年1月1日ですが、ご都合等あればご相談ください。契約は5年間、更新が1回可能ですので、順調に活躍していれば10年は継続できます。もちろん、そうなるように支援致します。

2. 応募資格
博士の学位を有する、または着任までに取得見込みの方となります。2025年3月に博士号取得見込みの方が応募された場合、雇用を2025年4月からまで待つことができます。これについてもご相談ください。

3. 提出書類、提出方法は公募書類に記載の通りです。
締切は2024年10月31日(木)の正午(書類必着)になります。

4. 丹羽が期待する応募頂く方の専門分野
どのような方がいらしても有機合成・有機反応の開発には関わって頂きますので、これらの経験をお持ちの方が優先されます。これに加え、有機構造化学、有機金属化学、光化学、天然物等の全合成、タンパク質化学修飾、計算化学、および情報科学など、異なる強みを持っていると大変ありがたいです。なお、僕の専門は80%くらい有機反応の開発で、残りが分子プローブ開発、創薬化学、放射性元素を用いた標識化学、計算科学などです。出身学部は薬学部である必要はなく、どこでも問題ありません(丹羽は理学部出身で、工学研究科で博士号を取得しています)。

5. 研究内容
現在は研究室が立ち上がったばかりということもあり、3人の学生と新反応や合成法の開発に取り組んでいます。現在の主なキーワードは遷移金属触媒、光反応、フルオロアルケンなどですが、ここから人数が増えるのでテーマを広げていくつもりです。助教として着任された方の研究内容は、内定後に改めて相談させていただきたいと思いますが、もし強い希望があれば応募前にご相談できます。なお、PET核種標識の環境はまだ構築できていませんが、ぜひ進めていきたいと思っています。

6. 九大薬学部の学生配属等に関して
現在当学部では、三年生の10月から研究室に配属されます。九大薬学部は4年制の創薬科学科(およそ50名/年)と6年制の臨床薬学科(およそ30名/年)の二学科制で、研究室には創薬科学科から3, 4名、臨床薬学科からは0〜3名の配属となるため、トータルで3〜7名が配属される形になります。創薬科学科の学生は90%以上が修士課程に進学しており、さらに博士課程にも多くの学生が進学している状況です(具体的には薬学部の他の研究室のメンバー表などをご覧ください)。これらに加え、外部から大学院生として入学、研究室に参画するケースもあります。

7. 勤務地
九州大学病院キャンパス(https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus/hospital/)です。博多駅まで15分、福岡空港まで20分、天神などの繁華街まで10分程度と、スーパーコンパクトシティと呼ばれる博多の中心地に非常に近い場所です。薬学部の建物は、キャンパス最寄りの馬出九大病院前駅からすぐです。僕はいろいろな都合で頻繁に東京に行きますが、空港が近いのは大変ありがたいです。

8. 給与について
「新卒で博士過程を修了された方を2025年4月に採用」した場合で、年収が588万円(年俸制)と試算されています。通勤手当、住居手当、扶養手当は別途充当されます。なおJREC-INでは「500万〜」と記載されていますが、ここはシステム上100万円単位でしか入力できないため、このようになっています。

ご不明な点があればいつでもお気軽に丹羽までご連絡ください(niwa@phar.kyushu-u.ac.jp もしくは各種SNSのDM等でお願いします)。必要であればZoom面談にも対応します。また、周辺にご興味がありそうな方、適切な方などがいらっしゃいましたら、お伝えいただけましたら幸いです。締切は10月31日でまだ時間があるかと思いますので、ゆっくりご検討いただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

九州大学大学院薬学研究院

精密分子変換化学分野

〒812-8582 福岡県福岡市東区馬出3-1-1

Molecular Transformation Chemistry

Graduate School of Pharmaceutical Sciences
Kyushu University

3-1-1 Maidashi, Higashi-ku, Fukuoka 812-8582, Japan

Copyright © THE NIWA GROUP
トップへ戻るボタン