東京科学大学 大上グループとの共著論文が公開されました!(10/23)

科研費 学術変革領域研究「潜在空間分子設計」の枠組みで、東京科学大学の大上先生との共著の論文が採択、公開されました。プレスリリースも行われています(東京科学大学および九州大学の共同発表)。2023年から始まった本領域の主目的とは別に、ケミカルバイオロジー・情報科学・有機合成の中での領域を超えた共同研究を推進しようという話が早期からありましたが、その中の一つになります。「有機合成分野が情報科学にお願いしたいことはないか」という相談の中で、遷移金属触媒を多用していた丹羽から、「生物活性分子をデザインできるのであれば、金属触媒の最適配位子も生成してほしい」と大上先生に相談したことから始まったと思います。
大上先生および筆頭著者であるApakornさんは非常に行動が早く、早々にシステムを立ち上げて僕に見せて、現状の課題を提示してほしいと依頼されました。そんなやり取りを重ねていくうちに現実的な配位子を生成できるようになり、今回の論文投稿に至りました。丹羽としては情報科学分野の研究者との初めての共同研究になりましたが、大上先生たちのスピード感に圧倒された感じです。一方で、情報科学の技術の難しいところも垣間見ることができ、大変勉強になりました。大上先生、Apakornさん、菊池先生に深く感謝申し上げます。この新しい生成AIモデルを次は活用していき、化学研究の加速につなげたいと思います。

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Molecular Transformation Chemistry

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