潜在空間若手の会&リトリートに参加しました(10/18-21)



我々が参画している学術変革領域研究(A)潜在空間分子設計の第2回若手の会、および第2回リトリートが開催されました。いずれもケミカルバイオロジー、情報科学、有機合成化学の3つの分野の研究者が集まり共同研究をますます発展させようという狙いのイベントですが、若手の会はリトリートの前日に学生を含む若手が集まり先に仲良くなっておくことで、リトリートを円滑に進めることを目的としています。
今回の若手の会は北里大の鎌田先生と丹羽が世話人として、東京科学大学湯島キャンパスで行いました(なお、丹羽は前回も世話人でした)。M&Dタワーの大学院講義室を3部屋借りて、階段で移動しながら各教室を移動しつつ、口頭発表とポスター発表を行いました。その詳細はこちらにアップされると思いますが、非常に盛り上がりました。東京で開催したこともあり「リトリートに参加しないけど若手の会は参加する」という学生さんも多く、貴重な機会になったかと思います。
19日、東京から山形県鶴岡市に移動してリトリートが開催されました。リトリートは昨年は丹羽がお世話しましたが、今年は鎌田先生が取り仕切ってくれました。会場は慶應義塾大学鶴岡キャンパスだったのですが、そこにある先端生命科学研究所の所長である荒川先生が、なぜここに慶應大があるのか、何を目指しているのかといったビジョンまで丁寧に講演してくれて、非常に爽快でした。さらに、この鶴岡で生まれたスタートアップ企業の講演や、AI創薬で極めて著名な京大の奥野先生の講演など、刺激的な内容が盛り沢山でした。また食事やホテル、クラゲで有名な加茂水族館などのエクスカーションなども素晴らしく、鶴岡の魅力を存分に感じることができました。
若手の会、リトリートと当研究室の学生も発表しました。ここが学会デビューになった学生もいます。有機化学以外の背景を持つ研究者に対しての説明は容易ではないと思いますが、この領域にいる人達は異分野を理解しようとする指向が強く、大変有意義な議論ができたと思っています。前回のリトリートでも感じましたが、今回のような合宿形式の企画は年に1回くらいはやるべきだなと思います。一緒に参加した学生たちもまた参加したいと思っているようですが、今度は新しいメンバーにもこの世界を味わってもらえたらいいなと思います。次回のリトリートは2026年12月に予定されています。



